昨日、衝撃的なニュースが流れました。
漫画界のみならず、アニメ界、ゲーム界はもちろん、社会にすら多大な影響を与えた漫画家の鳥山明氏が急逝されました。
昨日(3/8)の昼、このニュースが流れた瞬間はマジで声が出ましたよ。
車内で一人だったから良かったけどさ。
私如きが語れる人のレベルではなりませんが、今の時代であれば、手塚治虫氏、藤子不二雄、と肩を並べるレベルの国民的漫画家であることは誰しもが否定しないことでしょう。
先生のヒット作は知らない人はまずいないと言われるこちら。
はたして鳥山明先生のこの2作が無かったら『週刊少年ジャンプ』の隆盛はあったかどうかすら怪しくて。
ゲームだって。
このドラゴンクエストが大ヒットした理由はデザインが鳥山明先生だからであって。(事実、堀井雄二脚本ってだけなら「ポートピア連続殺人事件」というゲームはあったけど『大ヒット』まではいっていない)
このドラゴンクエストの大ヒットがあったからこそ、スーパーマリオ一強だった時代に風穴を開けて、多方面にゲームの可能性を広げてくれたわけで。
そう考えると娯楽の世界は鳥山明先生のおかげで今の盛況が作られたってことで。
もしもの世界は無いんだけど、先生が居なかったら少なくともゲームの世界ははたして今のように進化を遂げていたかどうかと問われると、どうなるでしょうか? それはさすがに過大評価かな?
ちなみに個人的に鳥山明先生の功績は、マンガやアニメ、ゲームのことよりも。
「眼鏡」を偏見のまなざしから解放してくれたことだと思ってます。
その昔、「眼鏡」ってのは、これまた国民的マンガ「ドラえもん」の影響で。
「弱い者」、「いじめられっ子」の印象が強くて。
んで、80年代と言えば、まだまだ眼鏡をかける子供の方が断然少なくて。
それがいじめの対象になっていたって話があるんだけど。
鳥山先生の「Dr.スランプ」が。
そのアラレちゃんが、元気いっぱいの活発な女の子だったことで。
眼鏡に対する偏見が一気に収束した、かは分からないんだけど。
眼鏡っ子に対するいじめが激減したことは確かだと思う。
現に、鳥山先生が受け取ったファンレターの中に「子供が眼鏡っ子で、それで虐められて学校に行けなくなっていたんだけど、Dr.スランプのおかげで、眼鏡に対する苛めが無くなって学校に行けるようになりました」というエピソードがあるんだけど。
私はこのエピソードが一番お気に入りでした。
ちなみに、もう一つのお気に入りエピソードはDr.スランプで、主人公・則巻千兵衛博士のライバル役になってるドクターマシリトってキャラの誕生エピソードです。
単行本幕間の4コマで描かれいたそのエピソードは素の先生が見れたことと、あまりの理由に本編以上に笑ったことは今でも忘れません。
(追記)
これは凄いものを見つけました。
【追悼】中国のファンが作成した鳥山明(68)への追悼画が素敵。 pic.twitter.com/S5QLZfzE3R
— shi shang (@shi_shang_) 2024年3月9日
どこかの馬鹿政府が敵視しているし、それを真に受ける輩も多々居るけど、この国は広大な国土もあって、広い心持っている国、と私は母からよく聞かされました。
さて、鳥山先生が逝去されたことで。
今後の娯楽界にどう影響を及ぼすか、なんだけど。
これは私は心配していないです。
鳥山明先生が居なくなっても作品が無くなるわけじゃないし、その作品に触れた少年少女が、鳥山明先生を志して夢を追うことでしょう。
アニメやゲームは今や百花繚乱の時代。
それが廃れることは、権力欲だけに執着している今の
そういった意味では、ちゃんと投票に行かないと娯楽も無くなるかもね。かなりマジで。現に今の規制はかなり異常だからね。気づいているか知らんけど。
というわけで今回は鳥山明先生のお話をさせていただきました。
そして。
今まで、たくさんの漫画やイラストに関わる仕事をされてきてお疲れ様でした。
一説には、漫画を描くことが苦痛になっていた、という噂があった気がします。(デマだったらすみません)
今はゆっくりお休みください。
んで。
もし、本当に「輪廻転生」というものがあるのであれば。
願わくば。
生まれ変わったその時代でも、社会を揺るがす功績を残されることを期待しております。
末文にはなりますが。
私も先生には多大な影響を受けた一人として、先生のご冥福をお祈り申し上げます。