というわけで、今回は、いつもの実況パワフルプロ野球サクセススペシャルの話ではなく、6/11に載せたお話、クロマツテツロウ先生著「ドラフトキング」に関するお話の続きです。
ちなみに「ドラフトキング」につきましては前回のお話を読んでいただけると概略は掴めるかと思いますし、今回は前回のお話を引き継いでいますので、できれば、そちらを読んでから、今回のお話を見ていただけるとありがたいです。
それに基づいて、今回のお話をさせていただいていますから。
さて。
お話を続けますが。
6/20に掲載誌のグランドジャンプ最新号が出まして、今回はネタバレは含みますけど、画像は掲載しないで進めますが、ドラフトキング最新話でも、連載史上最長シリーズにしておきながら、クロマツテツロウ先生は主人公・郷原眼力が敗北に突き進む伏線を張りまくってきましたので、不安が増長されましたよ。
この流れだとマジで、この柳川を獲り逃す話を作るつもりなのだろうか。
今回も、前回まで同様、ご丁寧に伏線フラグを確認も兼ねてガンガン建立してきましたからね。
てことで、今回見せた伏線は明らかに3つ。
画像は掲載しませんが、
①福岡ブラックホークスの(私命名)コソ泥スカウト・中溝は無視、という発言
②大阪ホワイトタイガースに3巡目に柳川大也を指名させないよう、今回のドラフトでは毒島スカウト一押しの選手・沖本を「3巡目に指名させるように」工作。
③4巡目での指名の確約取り。
ううん...これは、前回、私が指摘した伏線の確認作業になってますわ...
あ、ちなみに、このドラフトキングではNPB同様、2巡目以降はウェーバー、逆ウェーバー、ウェーバーでの指名となるようです。
これも今回、明らかにされました。
これで抽選くじもなしです。
つまり。
この展開だと、一番あり得る流れは、次回か次々回か知りませんけど、ドラフト会議の3巡目指名が、その回のラストシーンの一コマになって「つづく」になるだろうなと。
(イメージ図)
で。
これも前回言いましたけど、この展開は連載史上一番長いシリーズにしておきながら、主人公が敗北するとか、それも、ドラフトキングの中では読者の嫌われ役に設定したコソ泥・中溝にかっさらわれることになりますから、マジでファン離れを覚悟しないとできない所業なのですが、この場合だとひっくり返そうとすれば、もう柳川がブラックホークスの指名を拒否して1年浪人を選ぶしかなくなるんだけど、実は語られていないシーンがあって、柳川とコソ泥、じゃなかった中溝との会話シーンはシリーズ中、一度もなかったんだよなぁ。
前回の菊地原の時は、菊地原と中溝の間に何度か会話もあって、菊地原も中溝にあんまり悪い印象を持っていなかったみたいなのと、シリーズ中に「柳川は俯瞰的に自分でさえも客観的に判断できる人間」となっているのだが、そうなると、柳川が中溝をどう思っているか、が現在分からないので、その点がはたしてどうなるか。
まあ、菊地原の時って、中溝のキャラ設定もあんまりできてなかったように見えないこともなかったんだけど、こいつは回を重ねるごとに嫌らしさが増長しているっているんで、そこを柳川が勘付いているなら「指名拒否」からの1年留年展開が見えてくるんだけど、できるなら、そうなってほしいかなと。
と言ってもまあ、グランドジャンプは「青年誌」なんで、連載している他の作品も、案外現実に沿った構成の物語が多く、このドラフトキングも例外じゃないので、正直、「クラブチーム」の選手が指名拒否はすでに現実的じゃないし、もちろん、ドラ3ってのもあり得ないはずなんだけど、でも、こんだけ伏線を張るとどう考えても「福岡ブラックホークスがドラフト3巡目指名」って流れなわけで、だったら、もう一つひっくり返せる展開はこんな感じになるかなと。
話の流れ的にドラフト会議開始直前に、ブラックホークスの3巡目を知って、元々格安で獲るつもりだったから、どういう説明をして2巡目に変更してもらうかを逡巡する郷原の前に、会場へ向かうGMと邂逅して、こういう会話の展開に。
もちろん、私の想像ですよ。
(イメージ図)
という展開になってくんないかなぁ、と。
ただ、この展開って、正直、青年誌として譲れるギリギリのご都合展開でもあるんだよなぁ。
でもさぁ、これでタイトル回収なんだけど、こんだけ伏線張ってくるなら、逆に、こういう感じの逆転勝利という王道展開のための伏線でもおかしくないんだよね。
さて。
結果が出るのは次回か次々回か。
前回と同じことを言いますけど、クロマツテツロウ先生様。
連載史上最長シリーズの結末を、がっかりさせるような真似だけはせんでください。頼んます。お願いですからこの通り。🙏